植物ステロール植物性ステロール1)植物性ステロールとは? ・大豆や菜種などに含まれる天然成分。 2)植物性ステロールの役目 小腸でコレステロールが吸収されるのを抑制する働きがあると言われています。 3)コレステロール吸収抑制のメカニズム 肉・卵等の他に植物性ステロールを摂取↓例)コレステロール10個と植物性ステロール8個↓体内に栄養を吸収させる機能を持つ胆汁酸ミセルがコレステロールの他に植物ステロールも吸収。↓コレステロール 3個植物性ステロール 7個↓植物性ステロールが無ければ、コレステロール10個が吸収されたはずが、植物性ステロール7個を吸収した分、コレステロール7個が排除され、コレステロールの吸収が抑制される。(植物性ステロールは、体内にはほとんど吸収されません。) 植物性ステロールは大豆から抽出したものが一般的に使用されています。 植物性ステロールにはコレステロールを低下させる作用があることは古くから知られており、植物性ステロールとビタミンEを含む医薬品が販売されています。 小腸に吸収されるコレステロールは、食物の摂取によるものが大半ですが、この他にも肝臓で合成され胆汁として分泌されるコレステロールがあります。 血液中のコレステロール濃度の調節には肝臓が重要な役割を果たしています。 小腸から吸収されたコレステロールは中性脂肪とともに、末梢組織を経て肝臓に取り込まれます。 肝臓からはコレステロールと中性脂肪を含むリポ蛋白質が血中に放出されます。 植物性ステロールは小腸でのコレステロールの吸収を阻害します。 小腸から吸収されるコレステロールが減少すると、肝臓に取り込まれるコレステロールも減少し、血中に放出されるリポ蛋白質も減少し、その結果、血中のコレステロール濃度が低下することになります。 ◇血液中のコレステロール低下作用 |